家庭菜園を始めてまず迷うのが、
「水やりは、どれくらい・いつ・どのくらいの量をあげればいいのか」
という点ではないでしょうか。
この記事では、家庭菜園初心者の方向けに、
野菜づくりの基本となる水やりの考え方を、経験をもとにまとめます。
水やりの基本は「乾かしてから、たっぷり」
水やりの基本は、野菜の種類によって多少異なるものの、
土の表面が白っぽくなるまで乾かしてから、たっぷり水をあげることがよい。
土を乾燥させることで、土の粒子の間に隙間ができ、水を求めて根が十分に伸びる。
その状態で水やりをすると、水が吸収されやすくなる。
また、根が深くまで伸びていると、乾燥が続いたときにも、比較的水分の残っている深い場所から水を吸い上げることができる。
水が少ないと根が浅くなる
たっぷり水やりをしない場合、水は地表から5cm程度しか浸透しないことが多い。
この状態が続くと、根が地表近くに集中して伸びてしまい、乾燥が続くと葉がしおれやすくなる。
土の質によって水やりは変わる
土の質によっても、水やりの効果は異なる。
保水力のある粘土質の土の場合は、頻繁に水をあげなくても、土中の水分が比較的保たれる。
一方、砂質の土では水分が失われやすいため、水やりの頻度を増やす必要がある。
野菜の種類による水やりの違い
野菜の種類によっても、水やりの方法は調整が必要である。
夏野菜の中では、
サトイモ、ナス、キュウリは水を欲しがる野菜の代表例である。
一方、
トマト、オクラ、サツマイモは、比較的水やりを必要としない野菜である。
季節による水やりの注意点
季節によっても水やりの方法は変わる。
夏場は、土の表面が熱を持ち、水が温水になるため、日中の水やりは避ける。
可能であれば、何度かに分けて水やりをすると、土中に水分が保たれやすい。
冬季は、夕方の水やりは凍結の恐れがあり、また水分が土中に残りやすいため、根腐れにも注意が必要である。
地植えとプランターの違い
地植えとプランターでは、水やりの考え方も異なる。
プランターの場合は、土の量が少ないため、水分を保持できる量も限られる。
そのため、水やりの頻度は多めにする必要がある。
特に、プランターの容量が小さいほど、この傾向は顕著である。
プランターの底に水受け容器を置いて水をためておくと、土中に長く水分を保つことができる。
水やりの道具と工夫
水やりは通常ジョウロを使うが、夏季にたっぷり水をあげたい場合は、バケツを使うこともある。
ホースで散水する場合は、しばらく水を出しっぱなしにして、土の中に十分水を含ませることもある。
しばらく水やりができないときには、事前に多めに水をあげておくとよい。
水を入れたペットボトルに接続し、少しずつ水が土中に染み出る部品も市販されている。
私は使用したことはないが、特にプランター栽培では有効かもしれない。
マルチによる水分保持
マルチを施すと、土の表面から水分が蒸発しにくくなる。
裸地のままにしておくよりも、水やりの回数を減らすことができる。

