ボカシ肥料②/失敗して分かったこと・気をつけていること

家庭菜園

はじめに

ボカシ肥料は、有機物をそのまま施肥するより即効性がある一方、化学肥料に比べて、穏やかに効く、いいとこ取りの肥料である。、ただし、経験が浅いと思ったようにいかないこともある。

私自身も、これまでいくつか失敗を経験してきた。

ここでは、ボカシ肥料づくりや使用の中で

「うまくいかなかったこと」「迷ったこと」を中心にまとめてみたい。


ボカシ肥料で失敗しやすいポイント

※ ボカシ肥料の作り方や、私が普段どのように仕込んでいるかについては、
別の記事でまとめています。
ボカシ肥料①|作り方と考え方

肥料は材料や環境によって状態が変わりやすく、

ちょっとした違いで結果が大きく変わると感じている。

以下は、私が実際に戸惑った点である。


臭いが強く出てしまったことがある

水分が多すぎたと感じたケース

仕込んだボカシ肥料から、想像以上に強い臭いが出てしまったことがある。

振り返ってみると、水分が多すぎたことが原因だったように思う。

密閉が不十分だと感じたケース

袋の口の縛りが甘く、空気が入っていたことも影響していたかもしれない。

糠味噌の匂いの場合は問題はないが、軽く握ってできた塊をつついても崩れない場合は、米糠を追加して水分量を調整したり、一度広げて乾燥させてから再度袋に戻すことで、臭いが落ち着いた。悪臭が出ている場合は、失敗作であるので、廃棄するか畑以外の場所に深く埋めるしかない。


虫(ハエ・ウジ)が発生したことがある

原材料の米糠にもともと卵がついていたり、ビニール袋の隙間から虫が卵を産み付けたりして、

どうしてもハエやウジが発生してしまうことがある。

現在は袋を二重にし、さらに容器の中で保管する方法を取っているが、完全に防ぐのは難しいと感じている。

ただし、ボカシ肥料の内部まで発生することは少なく、多くは表面に集中しているので、そこだけこそげ取ってしまえば、良いし、気にならなければ畑の土に入れてしまっても、特に問題になることはなかった。


カビの種類で迷ったこと

発酵が進むと、表面に白いカビが出ることがある。

これは発酵菌や放射菌の仲間で、発酵が順調に進んでいるサインであり、そのまま土にすき込んで使用している。

一方で、青カビや黒カビが出た場合は、好ましくない状態の可能性があるため、その部分をこそげ取り、畑ではない場所の土に深く埋めるようにしている。


使い過ぎてしまったことがある

効果を期待するあまり、ボカシ肥料を多く入れすぎてしまったこともある。

その結果、野菜の生育がかえって良くならなかったことがあった(多施肥)。

それ以来、少量ずつ試しながら使うことを心がけている。

肥料は多ければよいというものではないと実感している。


それでもボカシ肥料を使い続けている理由

失敗も多かったが、それでもボカシ肥料づくりを続けている。

理由のひとつは、土の状態が年々良くなっていくのを観察できる点にある。化学肥料と比べて、土壌微生物を活性化し、土の通気性、保水性を高めるため、長期的に野菜の成長を支えていると思われる。

また、市販の肥料とは違い、自分で作ったものを使うことで、愛情を注いで育てているという実感も持てる。

その過程自体が、家庭菜園の楽しさにつながっていると感じている。


おわりに

ボカシ肥料は、最初からうまく作れるものではないと思う。

失敗しながら、自分なりのやり方を見つけていくものではないだろうか。

作り方や基本的な考え方については、

→「ボカシ肥料①(作り方と考え方)」の記事でまとめている。

また、水やりや土づくりについても別の記事で触れているので、

必要に応じて参考にしてもらえればと思う。

ボカシ肥料を使う際には、水やりや土の状態とのバランスも大切だと感じています。
水やりの基本については、次の記事でまとめていますので、よければ参考にしてください。
家庭菜園の水やり|失敗しにくい基本と考え方

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