家庭菜園では、土や肥料だけでなく、生育を助けたり、害虫や寒さから守るための資材も重要になります。
ここでは、私自身が実際に使ってきた、被覆資材や補助的な農業用資材を紹介します。
つる性野菜・生育補助に使う資材
園芸ネット
園芸ネットは、つるが伸びる野菜を絡ませて育てるための資材です。
複数の支柱に結び付けてテンションをかけて使用します。
キュウリ、スイカ、スナップエンドウ、グリンピース、カボチャなどで使われます。
つるを地面に這わせるより、風通しが良くなり、病害虫予防にもつながります。
スイカネット
スイカ、メロン、カボチャなどを、ネットを垂直に立てて育てる場合に使います。
実が大きく重くなるため、そのままでは重さで落ちてしまうことがあります。
スイカネットは、ゆりかごのように実を包み込み、両端を支柱やネットにくくりつけて支える資材です。
地温・湿度・雑草対策の資材
マルチ(マルチシート・マルチフィルム)
マルチは、ウネを作ったあと、土の表面を覆うための資材です。
素材はポリエチレン製で、一般には「ビニールマルチ」とも呼ばれます。
マルチを使うことで、以下の効果が期待できます。
- 土の保温・保湿
- 雑草の発生防止
- 病害虫の予防
色は用途によって違いがありますが、最も一般的に使われるのは黒色マルチです。
また、あらかじめ植え付け用の穴が空いている「有孔マルチ」もあります。
穴が空いていないマルチの場合は、マルチカッターを使って、野菜に応じた間隔で穴を空けて使用します。
マルチ止め
マルチをウネに被せたあと、風でめくれないように、上から土に打ち込んで固定する資材です。
マルチを土に密着させる役割があります。
防寒・防虫に使う資材
保温ビニール
保温ビニールは、冬場に地温を保つために使います。
ダンポールやトンネル用の曲がった支柱をウネに沿って立て、その上から被せて使用します。
パッカー(トンネル用)
パッカーは、支柱やダンポールと、その上に被せたネットやビニールなどを固定するための資材です。
被せた資材の上から、支柱やダンポールにはめ込んで使います。
プラスティック製で、着脱が自由にできるのが特徴です。
洗濯バサミで代用することも可能です。
ヘアピン杭(Uピン)
保温ビニールや防虫ネットを被せる際に使います。
ウネの長さより長めに資材をカットし、余った部分を束ねて、地面と密着させるためにピンを差し込みます。
ホットキャップ
ホットキャップは、植え付けた苗に被せて、保温・風よけ・保湿を目的に使う資材です。
透明な洗面器のような形をしています。
市販品のほか、以下のような代用方法もあります。
- 大きめのペットボトルを半分に切って被せる
- 支柱を苗の周りに立て、肥料袋や不織布で囲う (いわゆる「あんどん仕立て」)
あると便利な補助資材
バケツ
バケツは、家庭菜園では非常に使用頻度の高い道具です。
- 植え付け前に苗を水に浸して吸水させる
- 収穫物を入れる
- 雑草、廃棄する小石、肥料、堆肥を運ぶ
- 小型の菜園用資材をまとめて運ぶ
など、さまざまな用途で活躍します。
資材は「必要になってから」揃えればよい
今回紹介した資材は、すべてを最初から揃える必要はありません。
育てる野菜や季節によって、必要なものは変わってきます。
まずは最低限から始めて、
「困ったときに一つずつ追加していく」
という考え方で十分です。

